安全性は高い手術ではあるが・・・

緑内障の治療は「薬物療法」「レーザー治療」「手術」の」3種類があります。
治療と言っても症状の回復を目的としたものではなく、これ以上緑内障の症状を進行させず悪化させないために行なうものです。
では手術をした場合も緑内障を治すことはできないのでしょうか。
また緑内障の手術の場合安全性はどうなのか?
目に直接行なうものだからこそ心配になりますよね。
緑内障の手術について説明します。

 

緑内障の手術とは?

緑内障の手術は眼圧を下げることを目的として行ないます。
眼圧が上がりすぎてしまうと緑内障を引き起こすことがわかっていますので、それを手術によって下げることができれば病気の進行を遅らせることができるのです。
一般的に行われる薬物療法は一時的な保持にしか過ぎず眼圧を下げるまでの効果はありません。
そのため、薬物療法を行っても改善が見られなかった視界が狭くなってしまったなどの場合、患者さんの任意にはなりますが手術を行なうことになります。
その為、手術をしたからといった緑内障が治るわけではありません。

 

緑内障の手術にはいくつかパターンがあります。
「線維柱帯切除術」「線維柱帯切開術」「隅角癒着解離術」の3種類が一般的です。
どの方法の手術を行なうのかは医師と相談した上で症状にあわせて選ぶ必要があります。

 

「線維柱帯切除術」
緑内障の手術の中では一番効果が高い方法として知られています。
手術が終わった後も眼圧が安定するまでに時間がかかりますので、定期的なメンテナンスが必要ですが症状が落ち着いてしまえば心配ありません。

 

「線維柱帯切開術」
一番安全性が高い手術として知られています。
房水を切開することで緑内障の治療を行ないます。
合併症などの心配もないことから安心して手術を受けることができます。

 

「隅角癒着解離術」
白内障と合併している時に行なうものです。
隅角の癒着が見られる場合などにこの手術を行ないます。

 

このような手術を行なうことで緑内障の症状を少しでも安定させ、日常生活に支障がないようにしてくれるのです。

 

緑内障の手術の安全性とは?

緑内障の手術について不安に感じることもあるでしょう。
緑内障の場合局所麻酔にて手術を行ないます。
その為全身麻酔と違い体への負担が少ないこと、痛みなどもないので安心して手術を受けていただくことができます。

 

ただしあくまでも手術になりますので合併症がまったく起こらないというわけではありません。
緑内障の手術の場合稀ではありますが合併症が起きてしまうこともあります。
たとえば「目に出血が起きる」「視力の低下が起きる」「手術の麻酔によるもの」「眼圧の上昇・低下」などが考えられます。
このような合併症に関しては、手術前に医師より必ず説明があるはずです。
白内障もある人は進行が起きてしまい、網膜剥離の原因をつくりだしてしまうこともあります。

 

手術に関して可能性が100%でない以上、必ず医師からこのような「もしかしたら」といった話を説明されます。
もちろん事前に気になることがあれば確認し、手術当日不安な気持ちで過ごすことのないようにしたいものですよね。
手術の承諾をする時も内容を十分に理解して、この医師に自分の目を任せることができると思ってから行なうようにしてください。

 

緑内障の手術でなにか合併症がおきてしまうことは少ないのですが、可能性があることを忘れてはいけません。
また手術をしたからといって緑内障が完治するわけではないこと、今後も治療を継続しなくてはいけないことを考えた上で、今後の治療などとあわせて手術を検討してみるといいのではないでしょうか。
また手術の場合1週間〜3週間程度の入院は必須となりますので、医師との相性も大切です。